リン
「黄リン」
黄リンは淡黄色のろう状の固体で、4原子分子である。気体や液体のリンを冷却すると得られ、精製すると白色になるので白リンともよばれる。
発火点が44℃と低く、空気中で自然発火するので、水中で保存する。
手に触れると火傷し、毒性が強い。二硫化炭素(CS2) によく溶ける性質を持つ。
「赤リン」
赤リンは赤褐色の粉末で、毒性は小さい。空気を抜いて密閉した容器で黄リンを約250℃で加熱すると得られる。黄リンの4原子分子が次々と結合した高分子に近い構造をしている。また黄リンのようにリン光を発することはない。
暗褐色の粉末である。CS2に溶解しない。無毒であり、マッチに用いられる
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